リバウンドしない・させない理想的なダイエット法
ダイエットを始めていると、どうしても痩せない時期というものが到来する。
痩せない時期というよりも、痩せにくい時期と表現した方が正しいかもしれない。
例えば食事制限していても運動していても、どういうわけか体重が落ちないのだ。
これまでは2kgくらいづつストンストンと落ちたのに、ここにきて1週間近く、全く変化が無い。。。
そんな経験をした人は多いはずだと思う。
私たち生命体にはホメオスタシスという恒常性維持機能が働き、体はなるべく現状を維持しょうとする。
これは考えてみればごく自然な事で、例えば体温を急激に奪われる低温の場所に行ったとき、体は震えて体温を上げようとするし、温度が極めて暑い場所にいけば汗をかいて熱を体外へ放出する。
人は心地よい環境=コンフォートゾーン内にとどまることで、安全欲求を獲得しようとしているのだが、ここから外れるとそれは、ストレスゾーン、それを超えるとパニックゾーンとなる。
こうなると生命は何としても心地よい空間であるコンフォートなゾーンに戻ろうとする、これが恒常性維持機能ともいえる。
つまり極端に食事制限をすることで、脳はその現状を飢餓状態と勘違いしてしまう。
そのため眠くなりやすくなり、声が小さくなり、歩幅が狭くなったりして消費エネルギーを低く抑えコンフォートゾーンを維持しようとするのだ。
高度なダイエット手段としては、この停滞期を打破するために”チートデイ”といって、基礎代謝の3倍近くを摂取し、体=脳に今は飢餓状態ではないと思い込ませる方法もあるが、このチートを取り入れる時に気を付けたいのが「その停滞が、単なる食事制限不足なのか、運動不足なのかがわからない」というところが難点でもある。
慣れてくればそれがどちらかは気づけるのだが、慣れるまでは何度もトライして感覚を覚えるしかない。
多くの人は停滞期であるにも関わらず、これが自分の限界だと勘違いしたり、一向に減らない体重に気持ちが負けてしまい、いつもの食生活に戻し、運動をサボりだす。
これがリバウンドの大きな要因でもある。
人によってはこの停滞期が2週間以上続くために、我慢できないのだろう。
しかし、停滞期というのは、痩せ始めている証拠でもあるので、ここをどれだけ意思の力で我慢し、乗り越えられるかがリバウンドしない鍵なのだろう。
・停滞期を乗り越えるためにチートを利用する場合。
先ほどのチートデイだが、1日だけのドカ食いならば、体重増加は限定的といえる。
食事のほとんどは水分なので2日連続で食べなければ問題ない。
もし自分が1週間以上停滞が続くようなら、一度チートをはさみ、その後は再び制限した食事で我慢してみる。
その後、3日~4日後くらいにするりと落ち始めればラッキーということになる。
もう一つのリバウンドさせない方法としては、ちょこちょこ食いだろうか。
常に腹7分目くらいを意識し、ヘルシーな間食をしまくるというもので、ナッツ類、ところてん、ガムなどを咀嚼する。
顎をうごかし、唾液を分泌することで結構満腹になる。
また、ところてんなどを食べて胃を膨らませると、物理的に満腹感が出てくる。
医学界のレポートで、満腹感とは血糖値が上がることと、物理的に胃が拡張することで、脳は満腹と感じるらしいのだ。
リバウンドとは、ほぼ99%人為的なもので、自己責任と断言できる。
それゆえ体の構造をよく理解し、息を抜くところと、我慢すべきところを見極めて、楽しみながらダイエットをしよう。