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ケミカルピーリング

どうして自分の肌ってキレイになれないんだろう。シミやくすみもあるし何より肌に元気がない気がする。毎日のローションや乳液、パックは気をつけているけれどそれでもやっぱり肌への不満は募るばかり。実はそれ、肌のターンオーバーが乱れていて、肌の生まれ変わりがしっかりとできていないかも。
そんな状態じゃどれだけお肌に気を遣っていても、肌がキレイにんなることはありません。美しい素肌に欠かせないもの。それはプロの手による特別なスキンケアなのです。

カルピーリング

ケミカルピーリングとは、お肌にお薬を塗り、薬の作用で肌の角質を刺激するスキンケアのこと。刺激された肌はターンオーバーを正常化させ、メラニンの溜まった角質や、古くなった角質を速やかに取り除き、新しい角質を作り出してくれます。角質が新しく変わると、シミやくすみが改善し美しい素肌へと変化します。
ケミカルピーリングは使用する薬剤によってその作用や効果は大きく違ってきます。代表的なピーリング剤はAHA(アルファヒドロキシ酸)、BHA(サリチル酸)やTCA (トリクロロ酢酸)があり、それぞれ酸の強さや浸透させる肌の層に応じて使い分けてケミカルピーリングを行います。

ケミカルピーリングの実際

ケミカルピーリングの実際の方法、流れについてご紹介します。

  1. 洗顔

    顔に皮膚や汚れなどの油分があるとピーリング基材の効果を著しく低下させるため施術前にしっかりと洗顔する必要があります。

  2. ケミカルピーリング

    ピーリング剤を肌に塗っていきます。使用する薬剤の種類や濃度によって塗る時間は違います。AHAの場合、通常5分程度放置し、薬剤の浸透を促します。施術中はモゾモゾとした感覚があるため、和らげる目的で団扇で肌に風を送ったりしてくれるところもあります。

  3. 拭き取り・洗顔

    決められた時間が経過したら、塗布した薬剤を拭き取ります。拭き取った後は洗顔するのが一般的です。ピーリング剤が残らないよう丁寧に、しっかりと洗顔します。

  4. イオン導入

    一般的な美容クリニックでは普通、イオン導入を行っているところは少ないのですが、ピーリング直後のイオン導入はすごく効果的ですので絶対に受けるべきです。

  5. 仕上げ・メイク

    施術終了後はメイクをしてそのまま帰宅することができます。

ケミカルピーリングの効果

ケミカルピーリングの効果は肌のターンオーバーを促進し、正常化させること。ターンオーバーが正常化することで肌にはさまざまな効果・作用を生み出してくれます。

  • シミ・くすみの改善
  • ニキビ・ニキビ跡の改善
  • ハリ・弾力のアップ
  • 肌の若返り
  • シワ・たるみの改善
  • 目の下のクマの改善
  • 強い美白効果
  • 肌のごわつきの改善 など

ケミカルピーリングは1回の施術でも一定の効果を実感することができますが、継続的な施術でさらにさまざまな効果を引き出し美しい素肌へと生まれ変わることができます。

ケミカルピーリングの副作用

ケミカルピーリングの副作用で一番多いのが、施術直後の赤みです。強い炎症を受けた部分が赤くなってしまうことがあります。通常は数時間で落ち着きますが、稀に反応の強い人や、拭き取りや洗い流しが不十分な場合、数日間赤みが続いてしまうことがあります。

ニキビの悪化出現頻度:

施術後に肌のターンオーバーが整うまでの間、ニキビが一時的に出来やすくなることがあります。

かさぶた出現頻度:

薄いかさぶたができてしまうことがあります。しっかりと保湿ケアしましょう。

ひりつき感出現頻度:

痛みに近いひりつき感が出てしまうことがあります。2、3日経っても改善しない場合は、お薬が必要な場合もありますので主治医の診察を受けましょう。

顔全体の痒み出現頻度:

ケミカルピーリングによって肌が過敏な状態になってしまうことがあります。状態に応じて塗り薬などが必要となることがあります。

ケミカルピーリングにはこのようにいくつかの副作用的な症状が出てしまうことがあります。それは医療機関だからと言うことではなく、エステティックサロンなどのピーリングでも同じです。ですので副作用への対処を考えるとケミカルピーリングは医療機関で受けることが望ましいでしょう。

PRICE

ケミカルピーリングの料金

ケミカルピーリングの料金ですが、平均的な相場価格は1.5〜2万円です。

ケミカルピーリングの相場価格:1.52万円

ケミカルピーリングの料金で注意すべきは安に安い高いではありません。5,000円というリーズナブルのピーリングもありますが、その内容は全てセルフであったり、ピーリング剤を看護婦さんが塗ってた後にタイマーを渡され、なったら洗顔して終了です!っていうピーリングも少なくありません。なので安いからといって飛びつくのではなく、しっかりとその中身についても確認し、どういったピーリングなのかと言うこともしっかりと確認した上で判断しましょう。

CHOICE

クリニックの選び方

ケミカルピーリングですが、実際の施術を行うのは医師ではありません。医師が施術を行うのはTCAピーリングのように強い、ハードなピーリングだけです。AHAやサリチル酸(BHA)のピーリングなどは看護婦さんや、エステ部門のスタッフが対応するのが一般的です。そのためしっかりとトレーニングされているクリニックであれば高い技術のケミカルピーリングを受けることができます。

しかし、実際にどのようなトレーニングをされているのかなんて知ることはできません。なので一度体験してみると言うことが大切かと思います。最初はいきなりコースでも申し込むのではなく、単発で施術を受け、その方法・内容に満足できた段階でコースを購入すると言うことが良いでしょう。

クリニック選びのポイント
  • 施術時間の確認
  • イオン導入を含んでいるか?
  • 施術全体の流れの把握
  • ピーリング基材の種類は豊富か?

上記のような内容をチェックすることで、効果的で安全なケミカルピーリングを受けることができます。良い美容クリニックに出会うことは意外に難しいんです。ケミカルピーリングに手間暇をかけるクリニックはすべての内容においても優秀であると考えて良いと思います。

Q&A

ケミカルピーリングに関する質問集

ケミカルピーリングって実際どうなの?施術後の状態ってどんな感じ 施術中は痛くないの? などケミカルピーリングについてよくわからない部分をQ&A形式でお答えしています。ケミカルピーリングを受けようと思っている方は是非、参考にして下さい。

施術中、痛くはないんですか?
ケミカルピーリングの痛みですが、ネット上では激しい痛みって声があったり、何にも感じなかったと言う声もあり、実際はどうなんだろうって不安を持っている方も多いでしょう。実際に激しい痛みであったり、何にも感じなかったと言うのは、全て本当のことだと思います。どうしてそんなに違ってくるのか? それは使用するケミカルピーリングの基材の種類によって違うんです。一言でケミカルピーリングと言っても、使用するピーリング剤で痛みや効果は大きく違ってくるものなんです。
痛みについてだけ言うなら、乳酸などのAHAは痛みを感じることはまずないです。AHAの場合は痛みじゃなく、むずむずとした痒みに近い感覚です。TCA (トリクロロ酢酸)は激しい痛みを感じますし、施術後はすごく赤く腫れ上がることもあります。おそらく強い痛みを感じたと言うのはTCAを使ったケミカルピーリングでしょう。
ケミカルピーリングはエステでも受けることができますが、クリニックとの違いを教えて下さい。
エステで受けるピーリングと、クリニックで受けるピーリングの違いですが、それは使用する薬剤の違いです。エステサロンの場合、扱うことのできるピーリング基材はAHAと限定されますし、濃度も濃いものは使えません。しかし、クリニックの場合、医師の責任に下にさまざまなピーリング基材を扱うことができます。当然、皮膚への刺激が強いものが使えるのが医療機関です。痛みと比例するように美肌効果や肌の若返り作用も高くなります。
施術費用ってどれくらいかかるものなんですか?
施術費用ですが、クリニックやサロンによって幅はあります。相場価格としては1回あたり1万円程度が相場と考えて良いでしょう。
料金で注意してほしいのは、ケミカルピーリングの施術内容です。単純にピーリング薬を塗るだけのところもあれば、イオン導入などのスキンケアが含まれているところもありますので、単に高い安いで判断するんじゃなく、その内容を含め検討してください。
どれくらいのペースで施術を受けるんですか、ずっと続けるものなんですか?
ケミカルピーリングですが、ずっと続けるものではありません。一定の回数を継続した後は肌を休める必要があります。一般的には5〜6回を1クールとし、1クールの終了後に肌の状態を確認し、その後はイオン導入やホームケアなどへ移行することをお勧めします。1回あたりの通院周期は2週間間隔が一般的です。
お勧めのピーリングの基材って何ですか?
目的とする効果でピーリング基材を選ぶ必要があります。一般的な美肌効果やエイジングを目的とするピーリングであれば、AHA(乳酸やグリコール酸など)が良いでしょう。若返り目的で受けるのならサリチル酸(BHA)を使ったピーリングがお勧めです。