1. HOME
  2. 胸の整形
  3. 乳房吊り上げ
胸の整形
乳房吊り上げ

乳房吊り上げ

胸の整形

37

にゅうぼうつりあげ

乳房吊り上げ

垂れ乳の悩みを解消する!!

老化は顔のたるみだけじゃありません。胸の老いは想像以上に老けを強く表現してしまっているんです。その一つが垂れ乳。本来であればクーパー靭帯が胸の脂肪や乳腺を支えているんですが、加齢によって靭帯が切れてしまうと胸の支えがなくなり、老いてしまった垂れ乳になってしまいます。

そんな垂れ乳を解消するのが乳房吊り上げ術『マストペクシー』なんです。ここではそんなマストペクシーについて深掘りしていきます。

乳房吊り上げ術

マストペクシー

マストペクシーとは、弛んでしまった乳房を吊り上げて上側に固定して、垂れ乳を引き上げるバストアップ手術です。弛んでしまった皮膚そのものを直接取り除きますので非常に高い効果を実感することができるでしょう。乳輪周囲の皮膚を切除しますので、乳輪の大きな方は乳輪も同時に小さくすることができますので、大きな乳輪でお悩みの方にとってはより高い満足度を得ることができます。

マストペクシーの効果

マストペクシーの効果は乳房を吊り上げて固定することによって垂れ乳を解消するということ、胸のリフトアップが主な効果です。
そうして皮膚を切除するということによって、胸にハリができ弾力がアップしますし、乳輪を小さくすることができる効果もあります。

  • 垂れ乳の改善
  • ハリ・弾力の改善
  • 乳首の向きを変える
  • 胸のリフトアップ
  • 乳輪を小さくできる
  • ボディラインを整える など

マストペクシーの手術内容

マストペクシーは垂れ乳を引き上げる手術です。乳房下垂の原因は胸を支えているクーパー靭帯の緩み・断裂や皮膚自体のたるみによって引き起こされる症状です。そのため実際の手術というのは、乳輪を中心として皮膚、乳輪の皮膚の一部を切除することで、胸を引き上げます。

マストペクシーは下記の6つの工程で行われる手術です。

  1. デザイン

    マストペクシーで描くデザインというのは、乳輪外周に描く、皮膚および乳輪を切開する印の線のことです。このデザインで仕上がりの胸の形状や吊り上がる大きさ、乳輪の形や大きさが決まりますので非常に大切です。

    局所麻酔で受ける場合、デザインの際に乳輪の大きさについて再度確認することもトラブル防止につながります。

  2. 麻酔

    マストペクシーの標準的な麻酔は局所麻酔です。局所麻酔というのは、歯医者さんで経験がある方も多いと思いますが、患部に直接注射してその部分の感覚を麻痺させることで痛みを止める方法です。
    マストペクシーの場合、乳房全体に局所麻酔の注射を打ちますので強い痛みを感じてしまいます。痛みに対し不安な方は静脈麻酔や全身麻酔といった他の麻酔方法の併用がお勧めです。

    麻酔の注射はわずか数分だけです。しかし、痛みに対し過敏な方は他の麻酔方法の併用をお勧めします。静脈麻酔などは手術中も眠っているので苦痛を感じることなく楽に手術を受けることができます。

  3. 皮膚の切開・切除

    麻酔が効いていることを確認してから、デザイン通り皮膚を切開していきます。

  4. 皮膚の剥離

    切除する皮膚と、皮膚を引き寄せる部分の皮下を剥離と言って皮膚を剥がします。この剥離は手間がかかるのですが、最終的に傷跡だけではなく、仕上がりの形状にも影響しますので細かく丁寧に剥離していきます。

  5. 仮縫合で仕上がりの確認

    皮膚の剥離が終わったら、しっかりと止血して血腫や内出血を防ぐようにします。そうして糸で仮固定をして仕上がりの状態を確認します。

    座った状態での確認をしているのか?手術中、鏡であなた本人も確認できるのかなどを事前に確かめておくと良いでしょう。実際にはあなたの目で確認することがマストペクシーの結果への満足度を高めることになります。

  6. 縫合

    仮固定で問題がなければ傷を縫合します。ミリ間隔で丁寧に縫合するため手術にはかなりの時間を要するのです。また、切開部を巾着袋を閉じるのと同じように縫縮して術後の広がりを予防します。

    術直後は仕上がりを確認します。そうして、傷部分に塗り薬を塗って、その上にガーゼを当ててテープで固定します。さらに胸全体に包帯を巻いて腫れや出血の予防対策を行います。

術後の経過

術直後の状態

術直後の状態ですが、著しい腫れはなく乳輪周囲に数十本という糸で細かく縫われている糸が見えている状態です。手術の際に注射した麻酔が効いていますので痛みはありません。縫合した皮膚は馴染んでいませんので仕上がりの形とは少し違いますが、垂れ乳が改善したことは明らかにわかる状態です。

少し安静にして、止血の状態(出血をしていないこと)を確認し問題がなければそのまま変えることができます。帰宅時の状態ですが、乳輪周囲の創部をガーゼで保護し、その上に胸全体に包帯を巻いて軽く圧迫している状態です。

抜糸までの状態

翌日から3日程度が腫れのピークです。基本的には翌日に乳頭への血流等を確認するための検診を行います。強い痛みを感じることはありません。術後に処方される痛み止めの内服で十分痛みはコントロールできています。
胸全体に包帯を巻いているので違和感はありますが、普段の生活に支障が出るようなことはありません。

入浴はできませんが、胸を濡らさなければシャワーは可能です。お仕事については事務仕事などであれば問題ありません。
腫れはありますが、胸の場合、腫れていても問題はないでしょう。クリニックによっても違いますが、消毒液を渡されますので、シャワー後は綿棒に消毒液を浸し、創部を消毒します。

抜糸〜仕上がりまでの状態

術後7日目ですべての糸を抜糸します。抜糸は皮膚を傷つけることはありませんが、糸を少し引っ張って抜糸するため痛みを感じてしまうことがあります。腫れは7割がた落ち着いているでしょう。傷の縫合部分はまだ馴染んでいませんので不自然ですが、2〜3ヶ月もすると馴染んできます。

切開した傷跡は数ヶ月赤みが残ってしまうことがありますが、時間の経過とともに馴染んで目立ちにくくなります。

リスクと問題点

マストペクシーのリスクと問題点についてご紹介しましょう。
マストペクシーで一番問題となるのが傷跡です。広範囲に皮膚を切開し、乳輪の外側を切開するため乳輪と皮膚との境目は本来グラデーションがかっていますが、手術によって人工的な輪郭になってしまいます。

そのような傷跡を気にしない方であれば何の問題もありませんが、人によってはそのような乳輪の輪郭を気にしてしまう方もいらっしゃいます。状態によってはアートメイクでごまかすことはできますが、やはり元々の自然なグラデーションとは違うということは理解しておく必要があります。
しかし、それでもバスト全体の形はキレイになりますので、それで十分満足できるという方がほとんどです。

左右差

仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。
それは、人間の身体は左右非対称にできています。胸も必ず多少の非対称があります。
胸のついている位置、皮膚の厚み、皮膚のたるみ具合、脂肪のつき具合、乳腺のボリューム、乳頭、乳輪のついている位置、乳頭、乳輪の大きさ、形、色調など、必ず左右非対称があり、それらにより、元の胸は非対称になっています。
仮に、完璧に左右対称にデザインし、完璧に左右対称の手術を行ったとしても、元の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。
裏を返せば、対照的になった場合に、違和感を感じる方もいらっしゃる方もいます。
極端な左右差は、ないにしても、少なからずの左右差は、許容が必要なのかもしれませんね。

腫れ・内出血・血腫

術後の腫れはすべての人に起こる症状です。内出血については乳腺などの血流が多いところも手を加えるので、内出血します。止血はしっかりと行うと思いますがドレーンなどで予防はしているところが多いようです。
強い晴れに関しては、1週間から2週間ほど出る方もいますが、徐々に改善をしていきます。

血腫は十分な止血ができていなかったりした場合に起こるのですが、胸の施術になると乳腺などの血流が多い場所もあるので、
防ぐ方法は術後の圧迫や固定をしっかりするぐらいしかありません。仮に血腫ができても少量であれば自然に吸収されるのを待ちますし、
大きければ傷を少し解放し血腫を取り除く処置を行います。

感染

術後感染というのはあまり起きないですが、術後感染を起こしてしまうと大変です。
基本的な処置は、抗生物質の内服もしくは点滴・注射です。術中から点滴より投与していたり、術後の内服薬で痛み止めや、抗生物質の薬を処方して予防しているところが多いです。
時間と共に軽快する場合もありますが、よっぽどひどい感染を起こしてしまった場合、程度によっては部分的に排膿するなど必要になることがあります。

神経損傷

神経の損傷は感覚が鈍くなってしまったり、触感が鈍くなることも。

PRICE

マストペクシーの費用について

費用の仕組み

マストペクシーを受ける際の費用、料金の仕組みについてご紹介します。まず、ホームページ等にある治療費用ですが、一般的に治療費用には標準麻酔(局所麻酔)、手術費用、術後の検診費用などが含まれています。
手術費用以外に別途かかるものとしては、初診料、血液検査です。また、静脈麻酔や全身麻酔といった他の麻酔方法を併用する場合、麻酔費用が別途必要です。

費用の相場

マストペクシーの料金相場ですが、100〜120万円という金額が相場になるでしょう。マストペクシーを行なっているクリニック17件に調査したところ、200万円を越すというところもありましたが、おおむね100〜120万円という範囲で設定されていました。

マストペクシー(乳房吊り上げ術):100〜120万円

上記に相場には全身麻酔等が含まれていません。中には全身麻酔を含んだクリニックもありましたが、全体的な印象としては含んでいないところが多かったです。

マストペクシーをお得に受ける

マストペクシーの料金ですが、100万円を越す金額ですから高額です。少しでもお得に、安く受けたいと考えるのは当然のこと。
でも医者に安くできませんか?とは言い辛いですよね。そんな時にお勧めするのが「モニター制度」です。マストペクシーの場合、二重瞼などに比べ圧倒的に手術件数は少ないです。なのでモニター写真が欲しいというクリニックも少なくありません。
モニター制度はクリニックによっても違いますが、1〜3割引というのが相場です。なので数十万単位で安くなるのでお勧めです。

CHOICE

クリニック選びのポイント

マストペクシーは二重まぶたの手術とは次元の違う技術と、豊富な実績、美的センスが仕上がりに決定的な違いを生じてしまいます。なのでクリニック選びにはとことん時間と労力を費やしましょう。セカンドオピニオンは必須で、同じ手術の前に数回カウンセリングを受けるということもお勧めです。

  • 医師の経歴・経験
  • 治療実績はどれくらいあるのか?
  • 症例写真を確認しよう!
  • 切開するデザインの形
  • 術後の保証の範囲 など

マストペクシーの場合、治療実績・経験が仕上がりの形に大きな影響を与えます。美容外科医の中でもマストペクシーの治療実績が豊富という医師はそれほど多くはありませんので、よく下調べをすることが非常に大切です。

Q&A

乳房吊り上げに関する質問集

乳房吊り上げ術を受けた場合、将来授乳に影響が出てしまうようなことはありませんか?
マストペクシーは弛んでしまった乳房の皮膚を切除して形を整える手術です。授乳に影響を与える乳管や乳腺には一切影響を与えることはありませんので心配は不要です。ただし、妊娠によって乳房が大きく変化しますので再び胸が垂れてしまう可能性があります。
やっぱり傷跡が心配です。傷を消すことはできませんか?
傷跡は消すことができません。そのため傷跡を気にしてしまう方の場合手術はお勧めしません。しかし、傷跡ができてもボディラインや胸の形がキレイになれるというメリットはあります。考え方一つで違いますが、傷跡よりも外見上の美しさを尊重する方の方が圧倒的に多いのでマストペクシーの手術を受ける意味は非常に大きいと思います。
クリニックによってデザインが違うのはどうして?
基本的なデザインというのは数種類あり、その上で現在の大きさ・形、皮膚の薄さを考慮し医師が選択します。違いが生じるのは経験と美的センスによる差としか言いようがありません。
なのでマストペクシーの手術で後悔しないようセカンドオピニオンとして複数の医師の意見を求めることが何より重要です。
手術時間ってどれくらいかかるものなんですか?
マストペクシーの手術時間ですが、大きさやどの程度の範囲まで小さくして引き上げるかということでも違ってきますが、実際の手術時間としては概ね3〜4時間程度ですが、準備や術後の安静等を含めると5時間程度かかると考えておく方が良いでしょう。
出典・リンク

乳房吊り上げに関する情報

当サイト以外で出典されている情報、乳房吊り上げに関連した情報をご紹介します。