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血の涙

下眼瞼脱脂の術後に流れる恐ろしい血の涙!

下眼瞼脱脂のトラブル、術後の経過で不安に思うことの一つに「血の涙」があります。術後から涙に血液が混ざり「血の涙」として出てしまうのですが、血の涙なんか見てしまったらやっぱり怖いですよね。
ここではそんな「血の涙」について、原因から対処法、異常事態の有無について詳しく解説していきます。
実はなんの問題もないことなんです。少量の出血は普通に起こりうることで、涙に血液が混ざって「血の涙」となってしまうのは普通に起こることなんです。

下眼瞼術後経過
〜出血・血の涙編〜

下眼瞼脱脂における術後の問題となる経過「血の涙」についてご紹介いたします。

下眼瞼脱脂とは

下眼瞼脱脂とは、目の下にある眼窩脂肪を取り除いてスッキリとさせる目元の美容整形手術の一つです。下まぶたの裏側、あっかんべーした赤い部分を少し切開し、奥にある眼窩脂肪を取り除くことで、目の下にできてしまった膨らみやたるみをフラット、平らにすることができます。平らになることで影がなくなり、目元がかなり若返ったように見えます。

女優さんが撮影時に光を下側から当てるのは、たるみでできてしまった影を無くすのですが、それと同じで膨らんでいた目の下の影がなくなるため目元が大きく若返ったように表現することができます。

下眼瞼脱脂の術後トラブル

術後の出血・血の涙

下眼瞼脱脂のトラブルで決して多くはありませんが、稀に起こる術後出血。少量の出血は常に起こりますが、大きな出血となると極稀なことですが、少し怖いですよね。出血はその程度によって危険度は全く違ってきます。

どうして出血するの

どうして出血するのか? それは瞼の裏側の経結膜を少し切開するためです。経結膜には血管が豊富にあるため、切開によって血管が傷つけられるとそこから出血してしまいます。

一般的に手術ですから、電気メスで止血しながら治療するのですが、太い血管は十分止血できますが、細い血管などは手術の時に出血しないことも多く、出血していないと判断し、手術を終了してから、術後に出血してしまうことも少なくありません。

血の涙ってどこから出ているの?

血の涙は結膜の切開部分から滲むようにして血液が出てきます。極少量でも、涙と混ざると結構な量が出ているように錯覚してしまいますので十分注意しましょう。

血の涙は異常じゃない!

血の涙ですが、実は異常なわけではありません。「血の涙」は比較的多い頻度で出てくる副作用ですが、決して異常なことではありません。普通の経過でも血の涙はあるものなんです。
大切なのは血の涙の種類・タイプです。涙に血液が混ざってしまうとすごく明るかった液体が、くすんだような褥瘡の創部の色のようになってしまいます。しかし、その状態は異常なことではありません。

血腫が一番怖い出血のトラブル

出血は怖いトラブルですよね。出血で問題となるのは血液が出てしまうことではありません。少量の出血であれば、なんの問題もないんです。一番の問題は、出血が外には出てこず、中で溜まって血腫になってしまうと本当に厄介です。仕上がりにも影響が出てしまう可能性があります。

伝えたいこと

下眼瞼脱脂は手軽に受けることができる治療ですが手術です。皮膚を切るのと同じように結膜を切開しますし、眼窩脂肪も取り除きます。眼窩脂肪の中には細かな血管から太い血管まで豊富にありますので手術で十分に止血したとしても出血をしてしまうということは普通にあることです。
血の涙って表現されるくらいですから、出血量が多く、不安に感じてしまいやすいかもしれませんが、血液というのは涙に少量混ざっただけでも血の涙っぽく見えてしまうものです。黒っぽい濃い血液が出ているのであれば問題ですが、涙と混ざっているのがわかるくらいの少量の出血であれば大きな心配をする必要はありません。
過度な心配は不安を煽るだけです。